SEO対策のやり方 初心者向け完全ガイド|300案件のWebディレクターがCV改善180%案件で固定した優先順位

SEO対策のやり方を「4工程の順序」で動かす実務フレームとして初心者向けに整理。キーワード選定4ステップと意図分類、テクニカルSEOの見落とし5点とCore Web Vitals目標値、費用相場と契約条件まで解説します。

この記事でわかること

  • SEO対策のやり方を「4工程の順序」で動かす理由と、各工程の判断基準
  • 従来の3分類(テクニカル/コンテンツ/外部評価)を「順序」ではなく「領域」として使い分ける整理
  • キーワード選定の4ステップと、意図分類(Know/Do/Go/Buy)の使い方
  • テクニカルSEOで見落としやすい5つの設定と、Core Web Vitalsの現実的な目標値
  • Search ConsoleとGA4を3点セットで読む順序と、改善サイクルの時間軸
  • SEO対策の費用相場と、成果報酬型コンサルで確認したい契約条件

公的情報源: 総務省「情報通信白書」(参照)/ Google検索セントラル「SEOスターターガイド」(参照

SEO対策を始める前に、サーバーとテーマの初期選定だけは先に固めておくと後の運用工数が変わります。

結論を先に書きます

SEO対策のやり方を初心者が最短で動かすなら、よく語られる「内部/外部/コンテンツの3層」よりも、4工程の順序固定で回すのが現実解です。順序は「①計測基盤の整備 → ②キーワード選定と検索意図の分類 → ③記事構造の設計と公開 → ④Search ConsoleとGA4を見ながらの改善」。

3分類は「対策の領域」を語っているだけで、「どの順番で着手するか」を語っていません。内部対策に時間を使い切ってから「キーワードが見つからない」「測れない」と頓挫するのが、初心者がつまずく典型パターンです。

SEO対策のつまずきは、ほぼ「順序の混乱」と「計測しない見切り発車」に集約される。本記事は、発注側(Web担当者・経営者)と受注側(制作者・フリーランス)の両方を想定し、4工程の順序と各工程の判断軸を整理します。

この記事の要点
  • SEO対策は4工程の順序固定で動かす。3分類は順序ではなく「領域」として扱う
  • 最も成果に直結するのはSTEP2のキーワード選定。意図分類とマトリクスで優先順位を決める
  • テクニカルSEOは8割完了で公開し、残りはSearch Consoleの警告で直すのが現実的
  • 計測はSearch ConsoleとGA4の3点セットで読み、最低12週は続ける

目次

SEO対策のやり方は「4工程の順序固定」で動かす

まず結論の根拠を整理します。入門書や上位記事では「内部対策」「外部対策」「コンテンツSEO」の3分類で語られることが多いですが、これは領域の整理であって順序の整理ではありません

3分類で動こうとすると、「内部対策に2ヶ月使い切ってからキーワードを探し始める」「コンテンツを30本書いてからアクセス解析を入れる」という順序逆転に陥りがちです。結果として、半年経っても1記事もインデックスされていない、という事態になります。

4工程の順序と、各工程でやること

順序を逆転させないこと自体が、最大の差別化要因になります。各工程の役割は次の通りです。

  1. STEP1 計測基盤の整備:Search ConsoleとGA4を最初に接続する。公開前から数字が見える状態を作る
  2. STEP2 キーワード選定と検索意図の分類:検索意図ごとにグループを切り、マトリクスで優先順位を決める
  3. STEP3 記事構造の設計と公開:検索意図に応じて本文構造を選び、テクニカルSEO(内部対策)も一緒に当てる
  4. STEP4 計測しながらの改善:公開して終わりにせず、4〜8週後にクエリ別の順位・CTR・CVを見てリライトする

STEP1を飛ばす案件は「公開後に数字が見えず改善できない」状態で時間を溶かします。逆に、最初に計測基盤を整えるだけで初動の1ヶ月が変わります。

「3分類」と「4工程」の違いを発注書で確認する

発注側のWeb担当者は、見積もりや提案書を読むときに次の点を確認すると安全です。「SEO対策一式 ◯◯円」とだけ書かれた見積もりは、4工程の順序設計が抜けていることが多いからです。

見積もりに「計測設計」「キーワード設計」「構造設計」「公開後改善」の4項目が分けて記載されている提案は、提案者側がこの順序を理解している可能性が高い。発注書に4工程の納品物を明記するだけで、進行のすれ違いはかなり減ります。

運用フェーズで失速しないための一点 制作費をかけたサイトが、公開3ヶ月で更新されず放置される――その差は技術ではなく、ほぼ「公開後の改善工程(STEP4)が見積もりに入っていなかった」ことが原因です。STEP4の工数を最初から発注書に組み込むことが、最大の防御策になります。

公的データで読み解くSEO投資の妥当性

SEO対策に投資すべきか発注側で決裁する際は、公的データを並べておくと社内合意形成がスムーズです。稟議が早く通る案件の多くは「公的データを2〜3点引いた1枚のスライド」を最初に出しています。

総務省「情報通信白書」が示す検索行動の実態

総務省「情報通信白書」(出典:総務省 情報通信白書)では、インターネット利用率と検索エンジンを介した情報接触の実態が継続的に整理されています。

BtoC・BtoB問わず、購買検討や業者選定の前段階で検索エンジンが起点になっている構造が示されています。「自社が検索結果のどこに表示されるか」は、潜在顧客との最初の接点設計そのものです。SEO対策は広告と違って蓄積資産になる性質があり、年単位で見ると獲得単価は逓減していく傾向があります。

経産省「DX推進指標」とオウンドメディアの位置づけ

経済産業省「DX推進指標」(出典:経済産業省 DX推進ガイドライン)では、デジタル基盤としての顧客接点設計が中堅・中小企業のDX課題として整理されています。

SEO対策で構築するオウンドメディアは、広告依存からの脱却と顧客理解の蓄積という2点でDX推進の枠組みと整合します。稟議書では「広告費代替」ではなく「顧客理解の資産形成」として位置づけ直すと、経営層の合意形成が早くなります。

IPA「IT人材白書」とSEO内製の難所

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開する人材関連の調査(出典:IPA IT人材育成情報)では、中小企業のデジタル人材不足が継続課題として整理されています。

SEO対策を完全内製化しようとすると、キーワード設計・テクニカル対応・コンテンツ執筆・計測分析の4スキルセットが必要になり、1人では回りにくい領域です。「計測・改善は社内、キーワード設計・構造設計・執筆は外部協業」のハイブリッド分担が、継続率の高い体制になります。

SEO対策の基本構造 ── 3層モデルの中身

4工程の順序を理解したうえで、改めて従来の3分類の中身を整理します。3分類は「STEP3の中で同時並行に当てる施策の領域分類」として使うのが正解です。順序ではなく領域として扱う、という整理です。

領域主な施策着手の現実解
テクニカルSEOサイトマップ・robots.txt・パンくず・構造化データ・Core Web Vitals・HTTPS化8割完了で公開し、残りは公開後に警告で直す
コンテンツSEO検索意図に応じた本文・E-E-A-T・独自情報テンプレ的な量産より、独自データを開示した記事を厚く
外部評価SEO被リンク・サイテーション・運営者情報の整備参照されるコンテンツを作り、結果として積み上げる

テクニカルSEO(クロール・インデックス・表示速度)

テクニカルSEOは、Googleのクローラーがサイトを正しく巡回・解釈できるかを整える領域です。XMLサイトマップ・robots.txt・パンくず構造・schema.orgマークアップ・Core Web Vitals・モバイル対応・HTTPS化などが該当します。

Google公式の「SEOスターターガイド」(出典:Google検索セントラル SEOスターターガイド)に最初に書かれているのもこの領域です。テクニカルSEOは8割完了で公開し、残り2割は公開後にSearch Consoleの警告で見つけて直すのが現実解。完璧主義で着手が遅れる方が、機会損失は大きくなります。

コンテンツSEO(検索意図・E-E-A-T・独自情報)

コンテンツSEOは、検索意図に応じた本文を作る領域です。Googleの品質評価ガイドライン(出典:Google検索セントラル 役立つコンテンツの作成)で重視されるE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)と、上位記事にない情報を1点以上加える独自情報の2点が中心軸です。

「テンプレ的な30本」より「独自データを開示した10本」のほうが、後から流入が伸びやすい。SEOの仕組みそのものを押さえたい方は、基礎記事のSEOとは?仕組み・基本施策・始め方もあわせて確認してください。

外部評価SEO(被リンク・サイテーション・著者情報)

外部評価SEOは、被リンク・サイテーション(言及)・運営者情報の整備で「サイトの信頼性」を外側から示す領域です。被リンク獲得を目的化したリンク売買はGoogleが継続的にペナルティ対象としているため、現代では「結果として参照されるコンテンツを作る」アプローチが主軸になります。

長く被リンクが伸びるサイトは、ほぼ「集計データ・調査結果・独自の整理」を公開しています。「コンテンツSEOの結果として外部評価が積み上がる」という順序が現実的です。

キーワード選定の4ステップ

SEO対策の4工程のうち、最も成果に直結するのがSTEP2のキーワード選定です。再現性のある手順で整理します。

STEP2-1 キーワードプランニング(検索意図の4分類)

まず候補キーワードを集める段階で、検索意図の4分類(Know / Do / Go / Buy)で1次振り分けします。これはGoogleの品質評価ガイドラインの「Needs Met」評価でも土台になっている考え方です(出典:Google検索品質評価ガイドライン(英語PDF))。

「SEO対策 やり方」はKnow意図、「SEO対策 ツール 無料」はDo意図、「SEO対策会社 比較」はBuy意図に近い。意図が混ざったキーワードを1記事で取りに行くと、検索結果のどこにも刺さらない記事になります。

STEP2-2 競合上位5件の構造分解

意図分類が終わったら、ターゲットキーワードで実際に検索し、上位5件の構造を分解します。抜き出す項目は次の5つです。

  1. 本文の字数とH2の数(平均値の2割増しを自社の最低ラインにする)
  2. FAQ・HowTo構造化データの使用有無(AI Overviewの引用対策に直結)
  3. 公的情報源の引用本数(0〜1件のジャンルが多い・3件以上で差別化要因)
  4. 著者情報の開示度(プロフィール・実績数値・経歴の明示有無)
  5. 独自データの有無(調査結果・集計データ・実物の比較)

この5項目をスプレッドシートに並べておくと、「自社が何を上乗せすれば上位記事を超えられるか」が定量的に見えてきます。競合分解を最初の作業にした記事は、公開後にターゲットキーワードの順位が上がりやすくなります。

STEP2-3 3軸マトリクス(意図 × 検索結果類型 × 差別化)

差別化軸を整理するマトリクスを作ります。横軸に「キーワード意図(Know/Do/Go/Buy)」、縦軸に「検索結果類型(比較・解説・体験談・データ系)」を置き、セルの中に「自社の差別化軸(=独自情報になりうる独自データ)」を埋めます。

セルが空のままになるキーワードは、その時点では取りに行かない。差別化軸が埋まらないキーワードは上位記事と同じ構造になりがちで、流入が伸びにくいからです。

STEP2-4 優先順位の決定(検索数 × 差別化スコア)

最後に、月間検索数と差別化スコア(マトリクスで埋まった独自データの厚さ)を掛け合わせて執筆優先順位を決めます。検索数の多さだけで並べると、競合の強い記事ばかり書いて疲弊します。

「検索数 中以上 × 差別化軸が複数埋まる」キーワードを上位に置くと、半年〜1年で安定した流入を作りやすくなります。

テクニカルSEOで見落としやすい5つの設定

STEP3の記事構造設計と並行して、テクニカルSEOで必ず確認したい5項目を整理します。発注前のサイトで何らかの不備が見つかりやすい項目です。

設定1 Search ConsoleとGA4の初期接続

新規・既存を問わず、最初に確認するのはSearch Console(出典:Google Search Console ヘルプ)の所有権確認と、GA4(出典:Google アナリティクス4 ヘルプ)のプロパティ作成・タグ実装です。

この2つが繋がらないまま記事を公開している企業サイトは少なくありません。「数字が見えていないので、まず計測基盤を直す」だけで、初動が変わります。GA4の見方はGA4の使い方 初心者向け完全ガイド、Search ConsoleはSearch Consoleの使い方 完全ガイドで整理しています。

設定2 Core Web Vitalsの現実的な目標値

Core Web VitalsはLCP(最大コンテンツ描画 2.5秒以下)・INP(操作応答 200ミリ秒以下)・CLS(累積レイアウトシフト 0.1以下)の3指標で構成されます(出典:Google検索セントラル Core Web Vitals)。

WordPress案件では、画像最適化・JavaScriptの遅延読み込み・テーマの軽量化(SWELL等の軽量テーマ採用)で大半が「良好」ラインに乗ります。Core Web Vitals単独で順位が大きく動くわけではありませんが、同じ内容の記事が並んだときのタイブレーカーとして効きます。先に取れる施策として早めに当てておくのが現実解です。

設定3 XMLサイトマップとrobots.txt

XMLサイトマップは新規記事のクロール誘導のために、robots.txtはクロールしてほしくないディレクトリの制御のために、両方とも公開直前にチェックします。WordPressならSEO系プラグインで自動生成できます。

robots.txtが意図せず重要ディレクトリをDisallowしていて、長期間インデックスされない事故もあります。公開直後にSearch Consoleの「サイトマップ」と「インデックス カバレッジ」を必ず確認するのが、見落としを早く拾う方法です。

設定4 構造化データ(schema.orgマークアップ)

FAQ・HowTo・Article・BreadcrumbListの構造化データは、現代のSEO対策では実質的に必須項目に近づいています。AI Overviewやリッチリザルトの引用対象として参照されるかは、構造化データの実装と内容品質の組み合わせで決まる傾向があります。FAQ構造化データを付けた記事のほうがクリック率が高くなる傾向も見られます。

設定5 内部リンク設計とパンくず構造

内部リンクは「記事間の関連性」をGoogleに伝える重要な要素です。トップページから3クリック以内に主要記事へ到達できない構造では、深い階層の記事のインデックスが遅れやすくなります。

パンくずリストを必ず設置し、関連記事への文中リンクを1記事あたり3〜5本ほど自然に張ることが標準設計です。

SEO計測と改善サイクル

STEP4の改善サイクルでは、Search ConsoleとGA4を「3点セット」で読む順序を固定しておくと、改善の手戻りが減ります。

Search Console「クエリ」「掲載順位」「CTR」の3点読み

Search Consoleの「検索パフォーマンス」では、ページ単位ではなくクエリ単位で見るのが鉄則です。次の3点をセットで確認します。

  1. クエリ別の表示回数:想定したキーワードで実際に表示されているか。想定外のキーワードで表示されているなら、その意図に寄せたリライトの余地がある
  2. クエリ別の平均掲載順位:11〜20位のクエリは、リライトで10位以内に押し上げられる可能性が比較的高い
  3. クエリ別のCTR:順位が高いのにCTRが低いクエリは、タイトル・メタディスクリプションの改善余地が大きい

「表示回数 100以上 × 平均掲載順位 11〜20位」のクエリを優先的にリライトするのが、最も投資対効果が高い改善パターンです。

GA4で見る「離脱率」「継続時間」「CV」の解釈

GA4では、ページ単位の離脱率・セッション継続時間・コンバージョン(イベント)の3点を、Search Consoleのクエリデータと突き合わせて読みます。

「掲載順位は良いのに離脱率が高い」記事は、検索意図とのズレが起きている可能性が高い。「継続時間は長いのにCVが出ない」記事は、本文末尾のCTA(行動喚起)の弱さが原因のことが多い。数字単独で判断せず、クエリ×行動×CVの3点セットで読むのが作法です。CVの伸ばし方はCVR改善方法 3層診断モデルで整理しています。

改善サイクルの時間軸(4週・8週・12週)

公開後の改善サイクルは、4週・8週・12週の3節目で見直すのが標準です。4週目はSearch Consoleのデータが安定するタイミング、8週目はCTRとCVの初期傾向が出るタイミング、12週目はリライト後の効果検証のタイミング。

公開後1ヶ月で「効果が出ない」と判断して放置するのが最多の失敗パターンです。SEOは公開後4〜6ヶ月かけて伸びる性質があるため、最低でも12週は計測を続ける運用設計が必要です。

残りやすい施策・避けたい施策

長く運用されてきたサイトで「残った施策」と「廃れた施策」を整理します。SEO対策で何に投資すべきかの判断に使えるリストです。

長く効き続ける施策

  • 検索意図に応じた本文構造(Know/Do/Go/Buyの4分類)と1記事1テーマの徹底
  • 公的情報源の引用(中央省庁・国立研究機関・公式ガイドライン)
  • 独自データ・集計データの開示(数値・事例・実物の比較)
  • 著者情報の明示(プロフィール・経歴・実績の数値化)
  • テクニカルの基本セット(パンくず・内部リンク・構造化データ・Core Web Vitalsの監視)
  • Search ConsoleとGA4の月次レビュー更新日の明示・定期的なリライト

避けたい施策(ペナルティリスク含む)

  • キーワードの過剰な詰め込み(本文密度を不自然に高める旧来手法)
  • リンク売買・相互リンク集・サテライトサイト経由の被リンク誘導(ペナルティ対象)
  • 低品質な大量記事の量産(AI生成の無編集投稿を含む)
  • 隠しテキスト・隠しリンク(明確なガイドライン違反)
  • 過剰な太字・装飾1記事への過剰な広告配置(可読性低下・離脱率増加)
  • メタキーワードタグへの依存(2010年代から評価対象外)

これらはGoogleが公開してきたスパムに関するポリシー(出典:Google検索セントラル 検索の基本事項)と整合します。最新のテクニックに飛びつくより、長く残る基本を徹底するほうが、流入は安定する

SEO対策のやり方 ── 初心者が90日で動かす6ステップ

ここまでの整理を踏まえて、初心者が90日でSEO対策を立ち上げる手順を提示します。発注側・受注側どちらの立場でも、この順序で動かせば見落としが減ります。

  1. Day 1〜7 計測基盤の整備:Search Consoleの所有権確認、GA4のプロパティ作成とタグ実装、CVイベントの定義
  2. Day 8〜21 候補リストと3軸マトリクスの作成:サジェスト・関連語・競合上位から候補を集め、意図で分類して差別化軸を埋める
  3. Day 22〜45 上位5記事の分解と差別化記事の執筆:5項目で分解し、差別化軸を埋めた記事を3〜5本書く
  4. Day 46〜60 テクニカルSEOの整備:サイトマップ・robots.txt・パンくず・内部リンク・構造化データ。Core Web Vitalsを測って改善
  5. Day 61〜75 公開と初動の計測:記事を公開し、サイトマップ送信とインデックス確認。GA4で初動の数字を見る
  6. Day 76〜90 クエリ別レビューと初回リライト:表示回数100以上×順位11〜20位のクエリを優先的にリライト。タイトル・メタも改善

この6ステップを順序通りに動かせば、90日後には「計測できる状態 + 初回リライトを終えた3〜5本」が手元にあります。失敗する案件のほとんどは、この90日の間に順序を逆転させて時間を溶かしています。

SEO対策の費用相場と発注の判断軸

SEO対策を内製するか外注するかを決める際の、費用相場と判断軸を整理します。

内製と外注の損益分岐点

内製で回す場合、キーワード設計・テクニカル対応・記事執筆・計測分析の4スキルを社内で確保する必要があります。中小企業で1人にこの4役を兼ねさせると、疲弊して頓挫しやすい。

「計測基盤と改善は社内、キーワード設計と構造設計・執筆は外部協業」のハイブリッド分担が、初期の損益分岐点として現実的です。月額10〜30万円の外部協業費用で、内製単独より3〜6ヶ月早く動き出せるイメージです。サイトを自分で作るか外注するかの判断はホームページは自分で作るか制作会社に頼むかでも整理しています。

「成果報酬型SEOコンサル」で確認したい条件

SEO対策の発注形態には固定報酬型と成果報酬型があります。成果報酬型は「指定キーワードで上位表示されたら報酬」という契約形態ですが、過去には不自然なリンク獲得を含む施策でペナルティを受ける案件もありました。次の条件を含む成果報酬型契約は、慎重に検討することをおすすめします。

  1. 施策内容(被リンク獲得手法・記事執筆体制)が契約書で開示されていない
  2. 外部リンクの設置場所・本数・媒体が共有されない
  3. 解約時に「設置リンクが削除される」条件が含まれる(削除されると順位急落のリスク)
  4. 「順位保証」を契約書で謳っている(現代のSEOで保証は構造上むずかしい領域)

消費者庁の景品表示法の観点(出典:消費者庁 表示対策)でも、行きすぎた最上級表示は使用に注意が必要な領域です。発注側では「施策内容の透明性」「解約時のリンク資産の扱い」「順位保証の有無」の3点を契約書で確認することをおすすめします。

サーバー・テーマの初期投資判断

WordPressでSEO対策を始める場合、表示速度を左右するサーバーと、E-E-A-T観点で著者情報・構造化データを出しやすいテーマの初期投資が後で響きます。サーバーをWordPress特化系に揃え、テーマを構造化データ出力に強い系統に揃えると、Core Web VitalsとE-E-A-T観点での実装工数が抑えられます。

詳細はレンタルサーバー比較・用途別マトリクスWordPressテーマ比較で整理しています。WordPressを始めるところから知りたい方はWordPressの始め方 完全ガイドもあわせてご覧ください。

よくある質問

Q1:SEO対策は初心者でも自分でできますか?

本記事で整理した4工程の順序を守れば、初心者でも90日で初動の形は作れます。ただし、計測基盤(Search Console / GA4)の初期設定やCore Web Vitalsの改善、構造化データのマークアップなど、技術的に難易度の高い工程は外部協業したほうが早い場合があります。「計測・改善は社内、キーワード設計・執筆は外部協業」のハイブリッド分担が、継続率の高い体制です。

Q2:SEO対策の効果はどれくらいの期間で出ますか?

新規ドメイン・新規サイトの場合、検索結果に安定して表示されるまで4〜6ヶ月、CVが安定して出始めるまで6〜12ヶ月が目安です。既存サイトのリライト・改善であれば、Search Consoleデータが反映される4〜8週で初動の変化が見える場合が多いです。公開後1ヶ月で「効果が出ない」と判断して放置するのが、最も多い失敗パターンです。

Q3:キーワード選定で「月間検索数」と「競合性」のどちらを優先すべきですか?

月間検索数単独でも競合性単独でもなく、「月間検索数 中以上 × 自社の差別化軸が複数埋まる」キーワードを優先します。3軸マトリクス(意図 × 検索結果類型 × 差別化)で差別化軸が埋まらないキーワードは、その時点では取りに行きません。

Q4:「絶対に上位表示できる」と謳う業者は信用できますか?

現代のSEOで「順位保証」を契約書に書く業者は、施策内容の透明性に注意が必要です。Googleのアルゴリズムは継続的に更新されており、順位を保証することは構造上むずかしい領域です。景品表示法の観点でも、行きすぎた最上級表示は注意が必要です。発注側では「施策内容の透明性」「解約時のリンク資産の扱い」「順位保証の有無」の3点を契約書で確認することをおすすめします。

Q5:内部対策・外部対策・コンテンツSEOのどれから始めればいいですか?

3分類は「順序」ではなく「STEP3で同時並行に当てる施策の領域分類」として使うのが現実解です。3分類で順序を考えると、内部対策に時間を使い切ってからキーワードを探し始める順序逆転に陥りがちです。本記事の4工程(計測基盤 → キーワード選定 → 構造設計 → 改善)の順序で動かすことをおすすめします。

Q6:SEO対策の費用相場はどれくらいですか?

外部協業で上流(キーワード設計・構造設計・記事執筆)を依頼する場合、月額10〜30万円が中小企業案件での実勢相場の中心です。これより安い場合は施策内容の薄さ、高い場合はテクニカル工程や記事本数の規模感を確認します。初期投資のサーバー・テーマ費用は月額1,000〜3,000円台で揃うため、内製ベースを社内に持ちながら外部協業をハイブリッドで使う体制が、継続率の高い形です。

まとめ ── SEO対策のやり方は「順序の固定」が9割

最後にこの記事の要点を整理します。

この記事のまとめ
  • SEO対策のやり方は4工程の順序固定(計測基盤 → キーワード選定 → 構造設計 → 改善)で動かす
  • 3分類(テクニカル/コンテンツ/外部評価)は順序ではなく「領域」として扱う
  • 最も成果に直結するのはキーワード選定。意図分類とマトリクスで優先順位を決める
  • テクニカルSEOは8割完了で公開し、残りはSearch Consoleの警告で直す
  • 計測は3点セットで読み、最低12週は続ける。公開1ヶ月での放置が最多の失敗
  • 外注は月額10〜30万円が中心。成果報酬型は透明性・解約時のリンク扱い・順位保証の有無を確認

SEO対策のやり方を初心者が最短で動かすなら、3層分類ではなく4工程を順序固定で回すのが現実解です。発注側のWeb担当者は「見積もりに4工程の納品物が分けて書かれているか」、受注側の制作者は「提案書で順序を語れているか」が、成功率を分ける分岐点になります。本記事のFAQ・90日プランを起点に、自社サイトに落とし込んでみてください。


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免責事項

※本記事は公開ガイドラインと公的情報源をもとにした整理です。SEO対策の効果はサイトの状態・業界・競合環境によって異なり、本記事の手順を実践したことによる順位変動・売上変動を保証するものではありません。具体的な契約・成果報酬型SEOの判断、景品表示法・特定商取引法に基づく表記の判断は、必要に応じて弁護士・行政書士などの有資格者および各種公的窓口にご相談ください。Googleの公式ガイドラインは更新される可能性があるため、最新情報はGoogle検索セントラルでご確認ください。


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この記事を書いた人

制作会社でWebディレクターとして10年、コーポレートサイトやECサイト、キャンペーンページの案件を担当してきたSatoです。企画や設計だけでなく、デザインの方向を決め、進行を管理し、公開したあとの改善まで手を動かしてきました。

10年やって思うのは、Webサイトは公開した日がゴールではないということです。むしろそこがスタートで、数字を見ながら直していく時間の方がずっと長い。きれいに作っても問い合わせが増えなければ意味がなく、逆に地味でも導線を整えるだけで反応が変わることも何度もありました。

このサイトでは、制作で実際に効いた考え方や、逆にやりがちな失敗を、できるだけ具体的に書いていきます。

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