HTMLタグは基本構造・レイアウト・見出し・テキストなど9カテゴリに分けて把握すると効率的です。各タグの意味・役割・主要属性を表でまとめ、コピペで使えるコード例、ul/ol/dlの使い分け、初心者向けよく使うタグTOP10まで一覧で解説します。
この記事でわかること
- HTMLタグを9カテゴリ(基本構造・レイアウト・見出し・テキスト・リンク/画像・リスト・テーブル・フォーム・メディア)に分けて一覧で把握できる
- 各タグの意味・役割・主要属性を表でまとめて確認できる
- コピペで使える基本構造・リスト・テーブルのコード例
- リスト系タグ(
ul/ol/dl)の使い分けの判断軸 - 初心者がまず覚えるべきよく使うタグTOP10
公的情報源: 総務省「情報通信白書」(参照)/HTMLの仕様はWHATWG「HTML Living Standard」(参照)が一次情報です。
「タグの種類が多すぎて何から覚えればいいか分からない」という方は、まず本記事のTOP10とリストの使い分けだけ押さえればOKです。
HTMLそのものの全体像は HTMLとは?初心者向け解説 から確認できます。
結論を先に書きます
HTMLタグは数百種類ありますが、実務で日常的に使うのは30〜40個程度です。すべてを暗記する必要はありません。
大切なのは「どのカテゴリにどんなタグがあるか」という地図を持つこと。タグ名をうろ覚えでも、カテゴリで当たりをつけて調べ直せれば十分に書けます。本記事はその地図として使ってください。
- HTMLタグは意味(セマンティクス)で選ぶのが基本。見た目はCSSで整える
- まず覚えるのは基本構造・見出し・段落・リンク・画像・リストの6カテゴリ
- リストは順不同=ul/順序あり=ol/用語と説明=dlで使い分ける
- タグは正しい入れ子(親子関係)を守ることがSEOとアクセシビリティの土台
このページでは、よく使うHTMLタグをカテゴリ別にまとめます。各タグの<タグ名>内容タグ名>という基本形を意識しながら読み進めると、構造がつかみやすくなります。
基本構造タグ
Webページに必ず必要な骨格となるタグです。ここが崩れるとページ全体が正しく表示されません。
| タグ | 意味・役割 |
|---|---|
| HTML5文書の宣言。すべてのHTMLファイルの1行目に記述 |
| HTML文書全体のルート要素 |
| ページのメタ情報(タイトル・文字コード・CSSなど)を記述 |
| ブラウザに実際に表示されるコンテンツを記述 |
| 文字コード・ビューポート・OGPなどのメタ情報を設定 |
| ブラウザタブと検索結果に表示されるページタイトル |
| 外部CSSやfaviconの読み込み |
| JavaScriptの記述・外部JSファイルの読み込み |
| インラインCSSの記述 |
下が最小限の骨格です。新規ファイルはここからコピーして書き始めると確実です。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <title>ページタイトル</title> <link rel="stylesheet" href="https://example.com/style.css"> </head> <body> <!-- コンテンツをここに書く --> </body> </html>
の中身は読者に表示されず、の中身だけが画面に出る——この役割分担が骨格理解の第一歩です。構造の詳しい解説はHTMLの基本構造を徹底解説で扱っています。
セクション・レイアウトタグ
ページの構造を示すセマンティック(意味を持つ)なタグです。SEOとアクセシビリティに直結します。
| タグ | 意味・役割 |
|---|---|
| ページまたはセクションのヘッダー(ロゴ・ナビなど) |
| ナビゲーションリンクのまとまり |
| ページのメインコンテンツ。1ページに1つ |
| 独立した記事コンテンツ(ブログ記事・ニュースなど) |
| テーマでまとまったコンテンツのセクション |
| メインコンテンツに関連するサイドバーや補足情報 |
| ページまたはセクションのフッター |
<div> | グループ化用の汎用ブロック要素(意味なし) |
| グループ化用の汎用インライン要素(意味なし) |
<div>やは便利ですが、意味を持ちません。意味のあるタグ(やなど)が使える場面では、そちらを優先しましょう。検索エンジンやスクリーンリーダーが構造を正しく理解できます。
見出しタグ
文書の階層を示すタグです。SEO上も重要な役割を持ちます。
| タグ | 意味・役割 |
|---|---|
| 最上位の見出し。ページに1つだけが基本 |
| 2番目の見出し。大項目 |
| 3番目の見出し。中項目 |
| 4番目の見出し |
| 5番目の見出し |
| 最下位の見出し |
- h1→h2→h3の順番を守り、階層をスキップしない(h2の次にいきなりh4を使わない)
- 見た目の大きさで選ばず、文書構造として選ぶ(大きく見せたいだけならCSSで)
テキスト・インラインタグ
文章の意味づけや装飾に使うタグです。見た目より「意味」で選ぶのがポイントになります。
| タグ | 意味・役割 | 表示の特徴 |
|---|---|---|
| 段落(パラグラフ) | 通常テキスト |
| 重要な強調 | 太字 |
| 意味的な強調 | 斜体 |
| 改行(終了タグなし) | — |
| 水平線・区切り線 | — |
| 補足・注釈などの小さいテキスト | 小さい文字 |
| ハイライト・マーカー | 背景に色 |
| コード(インライン) | 等幅フォント |
| 整形済みテキスト(インデント・改行保持) | — |
| 引用ブロック | — |
| 引用元の出典 | — |
| 日時の表示 | — |
| 略語(ホバーで正式名称を表示) | — |
での改行とでの段落分けは混同しがちです。違いと正しい使い分けはHTMLの改行方法|brタグとpタグの違いで詳しく整理しています。
リンク・画像タグ
ページをつなぐリンク、コンテンツを彩る画像のタグです。
| タグ | 主要属性 | 役割 |
|---|---|---|
| href target rel | ハイパーリンク |
| src alt width height | 画像の表示 |
| — | レスポンシブ画像(複数ソース指定) |
| — | 画像・図表などのキャプション付きコンテンツ |
| — | figureのキャプション |
<!-- リンク --> <a href="https://example.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">外部リンク</a>
<!-- 画像(alt属性必須) --> <img src="https://example.com/photo.jpg" alt="富士山の風景" width="800" height="600">
<!-- キャプション付き画像 --> <figure> <img src="https://example.com/photo.jpg" alt="富士山の風景"> <figcaption>富士山(静岡県・山梨県)</figcaption> </figure>
画像ではalt属性が必須です。代替テキストは視覚障害者向けの読み上げにも、画像が表示できないときの代わりにも使われます。タグのtarget・rel属性の使い分けはaタグの使い方、画像の最適化はimgタグの使い方で掘り下げています。
リストタグ
項目を整理して見せるタグです。3種類の使い分けを覚えると、文書がぐっと読みやすくなります。
| タグ | 役割 |
|---|---|
| 順不同リスト(箇条書き・黒丸) |
| 順序付きリスト(番号付き) |
| リストの各項目(ul/olの子要素) |
| 定義リスト |
| 定義リストの用語 |
| 定義リストの説明 |
リストの使い分けの判断軸
どのリストを使うかは、「並びに順番の意味があるか」で決まります。
- 順番に意味がない(好きな食べ物・特徴の列挙など)→
ul(順不同リスト) - 順番に意味がある(手順・ランキング・ステップなど)→
ol(順序付きリスト) - 「用語」と「その説明」のペア(用語集・FAQ・スペック表など)→
dl(定義リスト)
たとえば料理の材料は順番が関係ないのでul、調理の手順は順番が大事なのでol、という具合です。liは必ずulかolの直接の子要素として置きます。
<!-- 箇条書き(順番に意味なし) --> <ul> <li>HTML</li> <li>CSS</li> <li>JavaScript</li> </ul>
<!-- 番号付き(順番に意味あり) --> <ol> <li>ドメイン取得</li> <li>サーバー契約</li> <li>WordPress設置</li> </ol>
<!-- 定義リスト(用語と説明) --> <dl> <dt>HTML</dt> <dd>HyperText Markup Language の略。Webページの構造を定義する言語。</dd> </dl>
リストは「見た目を点や数字にしたいから」ではなく「項目の関係を示すために」使うのが正しい考え方です。インデントや記号の見た目はCSSで自由に変えられます。CSSの役割はCSSとは?書き方の基本で確認してください。
テーブルタグ
行と列で整理したデータを表示するタグです。比較表やスペック表で活躍します。
| タグ | 役割 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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